4月の日記 バッハ 「音楽の捧げもの」 アーノンクール&ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
今日のお天気は晴れ。
わが家のバラのつぼみがふくらんできた。
音楽CDのお話でも……
バッハ「音楽の捧げもの」は、カール・リヒターのものを気に入っていて、よく聴いていた。ここ数年、アーノンクールのCDからよさそうなものを集めていて、先月いずれコレクションに加えようと思っていた「音楽の捧げもの」を取り寄せた。
バッハ「音楽の捧げもの」 Bach: Musikalisches Opfer BWV 1079 アーノンクール&ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス Nikolaus Harnoncourt & Concentus Musicus Wien の図。
レーベルはワーナー Warner Classics (ダス・アルテ・ヴェルク Das Alte Werk~テレフンケンの古楽専門レーベル)、1970年、ウィーンでの録音。やや古い録音ですが、しなやかさの感じられる美しい音質です。
詳細:Warner Das Alte Werk (試聴できます)
http://www.warnerclassics.com/release/382252,0190295931629/das-alte-werk-bach-musikalisches-opfer-bwv-1079
詳細:HMV
http://www.hmv.co.jp/artist_バッハ(1685-1750)_000000000002339/item_音楽の捧げもの ニコラウス・アーノンクール-ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス_7253068
リヒターの演奏に馴染んだ耳でアーノンクールの演奏を聞くと、はじめはなにか薄味でものたりない印象があった。いまひとつかなぁ~ と思いつつ、数回、繰り返して聴くうちに(アーノンクールの演奏になじんでくると)、これはこれで素敵な演奏だと思えるようになった。シンプルで自然体のいきいきとした生命感、厳しく求めるだけがバッハじゃないよ、アーノンクールのそんな声を聴いた気がした。
「音楽の捧げもの」の中心には深淵があって、でもその深淵を直接描くことは出来なくて、旋律がその周囲を自在に姿を変えながら旋回している……
4月はこんなところです。
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