鞠十月堂

詩と文学と日記のブログ

2012-12-16から1日間の記事一覧

安部公房 「鞄」《10》 都市と開かれた無限

安部公房『鞄』《9》からのつづき(1回目と目次はこちら)。 『燃えつきた地図』について(ちょっと寄り道気分で)語ってみよう。 地図の消失 『燃えつきた地図』は、主人公の「ぼく」が興信所の雇われ探偵として人生をおくるなかで育ててきたの自分の地図が…

鞠十月堂