鞠十月堂

詩と文学と日記のブログ

宝物を埋めてきた

 銀の延べ板を、とある場所に埋めてきた(第8話)。

 といっても、夢の話だけれど……

 埋めてきたのは、どこかの家の床下。

 その家は、ひんやりと湿っぽくて暗い雰囲気の普通の家。空き家って気もするけど、よくは分からない。家のまわりは、なんとなく雑木林って感じだった。

 フローリングの床をはがしてから、地面を50センチくらい掘った。この作業をしたのはわたしじゃなくて、ぼんやりした影みたいな二人の男性。わたしのアシスタント(?)みたいな人たち。

 銀の延べ板は、全部で文庫本100冊分くらい。掘った穴の中にきっちりと積み上げた。クールな銀の輝きが目にまぶしい。

 埋め終えたあとは埋蔵場所を記録。ここで普通なら「宝物の地図」を書くってことになるのかな。でも、時代はすすんでいるのよ。

 アシスタントの彼がポケットから取り出したのはGPS端末。そこに示された数値(たぶん緯度と経度)を、さらさらと紙に書き写した。これが「宝物の地図」のかわりって訳ね、なるほど。

 この数字、覚えておかなきゃ、って夢のなかのわたしは思ったよ。でもね、385 215 724 …… こんな数字の羅列、覚えられないよ……

 数字を覚えようと、必死にがんばっていたら目が覚めちゃった。

 なんだかとても残念な夢。わたしの埋めた宝物、いまいずこ……

 その宝物が、宝石や金の延べ板ではなくて、銀の延べ板ってところが、どこかわたしらしい、そんな気もした夢だった。

 

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