鞠十月堂

詩と文学と日記のブログ

大晦日前夜に見た夢

 今日は寒い日。

 窓から外を眺めると、小雪が舞っている。夜につもった雪が、あちらこちらにちらほら。

 夢のお話(第15話)。

 村上春樹さんの出てくる夢を見た(12/26の記事につづいて2回目)。

 夢の舞台はどうやらインドのよう。インドなんて行ったことはもちろん、興味を持ったこともないのだけれど、どうしてだろう?

 わたしと村上春樹さんは、駅で列車に乗ろうとしているところだった。わたしたちの前にはクリーム色の大きな列車が停まっていた。でも、列車はすでに大勢の人でいっぱい。駅のホームにいる人も含めて、とにかく人がおおい。

 そのことと関係あるのかどうか、わたしと村上春樹さんはふたてに分かれて列車に乗った。わたしは車両の後ろのドアから乗り、村上春樹さんは前のドアから乗られた(夢とはいえ、どうして? と首をかしげたくなるような行為…)。

 車内はさまざまな人(おもにインド人?)でいっぱいだった。わたしは人をかきわけ、かきわけ、奥にすすんでいった。たぶん村上春樹さんもそうされていたと思う。

 車両のなかほどで、わたしは村上春樹さんに再会するはず、そのように思っていた。それにしても人がおおすぎるよ…… 人のなかに埋もれてしまって車両のどのあたりにいるのかさえ分からない…… 結局、村上春樹さんと再会することなく目が覚めた(やや残念…)。

―― † ――

 気分を取り直して寝直すことに。すると、わたしはインドからすでに帰っていて、いつものお散歩のコースを歩いていた。時刻は夕暮れ、まわりの景色はほんのりと薄暗い。

 途中、犬を散歩させている人や、なにか用事があるのか小走りに走っている女の人とすれ違った。

 ふと立ち止まり、なにげなく視線をむけた路地の奥に、ちらりと動物の姿が見えた。犬のような、兎のような…… 暗くてよく分からないな…… わたしはその姿に誘われるように路地に入っていった。

 こんなところに、こんな場所あったかな?

 ふるびたプレハブの建物、くすんだ色のブロック塀。人の姿は見えないけれど、窓には温かな灯りがともっている。

 初めての場所なのに、なぜだかこころが落ち着く不思議な懐かしさ。知らない場所のはずなのに、よく知っている場所ような気がするのはどうして? その光景が静かな闇に覆われるころ、おだやかな気持ちのまま目が覚めた。

 

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