ジョギング 猫カフェ 村上春樹
今日のお天気は晴れたり、曇ったり。
気温は低くて、やはり寒い……
わたしのブログには「夢の話」のカテゴリーがある。ひさしぶりに、夢のお話をしてみよう(第25話)。
わたしの夢には、どういうわけか村上春樹さんがよく出てくる。わたしが日課の午後の散歩をしていると、ジョギングに勤しんでいらっしゃる村上春樹さんに遭遇した。
『走ることについて語るときに僕の語ること』に書いていらしたように、毎日休むことなく走っていらっしゃるんだなあと感心。
そんな村上春樹さんに声をかけた記憶はないのだけれど、気がつくとなぜか中学校前の路上でわたし達は立ち話をしていた(残念ながらそこで話した内容は憶えていない…)。しばらくお話ししているうちに、いっしょに走ろうということになった。
あの村上春樹さんといっしょにジョギング出来るなんて光栄です!
さて、いっしょに走り始めたのはいいけれど、わたしの体力、脚力で村上春樹さんのペースについていけるわけもなく、すぐに遅れてしまう。数分間走っただけで、足がもつれてしまうありまさ…… (なさけない…)
待って下さぁ~い、村上さぁ~ん。
そんなわたしを見かねてか、村上春樹さんがわたしにランニングフォームのアドバイスをしてくださった。
「もっと膝を伸ばして走らなきゃ」
膝を伸ばして走ればいいんですね、わかりました! その後は、村上春樹さんのペースに何とかついて行けるようになった。それにしても走るのってたいへん。どうにかこうにか村上春樹さんといっしょに所定のコースを走り終えた。
ふう……
日課のジョギングを終えられた村上春樹さんは、そのまま中学校校庭そばの空き地へ。空き地には背の低い草が生い茂り、鮮やかな緑の絨毯を敷いたよう。あたりには、春を感じさせる心地よい風が吹いている。
空き地のなかほどに腰を下ろされた村上春樹さんは、背負っていたリュックを肩から外し、何かを取り出された。
うん、なにかな?
それは、携帯コンロやポット、ドリッパーなどのコーヒーをいれるためのセットだった。なるほど、ここでジョギングのあとの熱い一杯のコーヒーを飲もうというわけですね。
携帯コンロに小さなポットをのせて、お湯が沸くのをじっと待っていらっしゃる村上春樹さん。その姿を、少し離れたところから静かに眺めているわたし。どうしてだろう、じんわりと胸が熱くなってきた…… ポットの口から、シュシュシュと白い蒸気が出てきたところで目が覚めた。
ジョギングした後に飲むコーヒーってどんな味なのだろう?
―― † ――
引きつづき、猫カフェの夢(おまけ)。
猫カフェのことは知っているけれど、まだ行ったことはない(わたしの暮らす街の近くに、そのようなこころ和むお店がないのは、ちょっとさみしい気もする…)。
でも、つい先日、夢のなかでその猫カフェを体験してきました! それも、普通の猫カフェではありません。
そこにいる猫さんたちは、みなさん村上春樹さんの小説やエッセイに登場された猫さんたちだったんですね。夢とはいえ、なんとも贅沢でファンタスティックな猫カフェ!
どの猫さんがどの小説に登場した猫さんかは分からなかったけれど、とても楽しいひとときだった。カウンターの上でごろりと寝ていた大きなしま猫さんの、すやすやと気持ちよさそうな、それでいてどこかふてぶてしくもある寝顔が忘れられない…… (きみはどのお話に出てきた猫さんだったかな…)
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