読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

鞠十月堂

詩と文学と日記のブログ

よく晴れた日にフルマラソンを走る

 今日のお天気は薄曇り。

 寒さは、ほどほど。

 気がつけば、この頃はまったく「夢の話」をしていなかった……

 「夢の話」のカテゴリーで「わたしが日課の午後の散歩をしていると、ジョギングに勤しんでいらっしゃる村上春樹さんに遭遇した」と書いたのは、昨年の1/18のことだった。あれから1年、先週この夢と関係していると思われる夢を見たので語ってみよう(第26話)。

 夢のなかのわたしは、あの日以来、ジョギングを日々の日課にしていたらしい。その甲斐あって、フルマラソンの大会(市民が参加するアットホームな雰囲気の大会です)に出場するまでになっていた(夢のことはすっかり忘れていたのに、このわたしもびっくりです…)。

 大会当日は気持ちのよい青空(たぶん日曜日)。おおらかな自然の風景を楽しめるコースをマイペースで走った。こころがそのまま、ふっとどこかに消えてしまいそうな心地よい走りのリズム(なんといっても夢なので、足取りも軽く快適に走れます)。

 それでも30キロ付近まで来るとさすがにつらくなってきた。体力的にはまだ大丈夫なはずなのに、足が思うように動いてくれない。美しいと思っていた森の木々や遠くに見える山並みも、いまは殺風景な景観としか感じられない。

 やがて大きく弧を描く下りのカーブにさしかかった。あれ? この景色どこかで見たことあるな…… 言葉では言いあらわせない、なんとも奇妙な感覚。これって『羊をめぐる冒険』第8章「羊をめぐる冒険III」に出てくる「不吉なカーブ」じゃなかったかな…… そう、間違いないよ、でもどうして? (どうしてだろうね?)

 ふと「不吉なカーブ」のその先に視線をむけると、おおくのランナーに混じって見覚えのある後ろ姿が…… むむ、あれは村上春樹さん! わたしと村上春樹さんは偶然にも同じマラソン大会に参加していたのだった(いかにも夢らしいご都合主義な展開)。

 よし、ペースアップして村上春樹さんに追いつこう! と思ったのだけれど、あいかわらず足は思うように動いてくれない…… やがて、わたしの視界から村上春樹さんは消えていった(う~ん、残念…)。

 ほどなく40キロ地点を通過。マラソンのゴールは、わたしがむかしよくお買い物に訪れていたT市だった(ちょっと懐かしい…)。それにしてもランナーの方がおおい…… ゴール前って、こんなに混雑するものだったかな? スタートしたときよりも密集状態で駅前の中央通りを走った。

 ここがゴール? ここって某有名デパートだよね。そのまま人の流れに飲み込まれ、正面入り口から下りのエスカレーターを駆け下りた。危ないよ…… 動いているエスカレーターを駆け下りたので、もう少しで転んでしまうところだった(エスカレーターは安全に利用しましょう)。

 地下1階の食品売り場、スイーツの並んだ棚を横目に見ながらゴールした。初マラソン完走! (夢とはいえ、マラソンを完走するとうれしいものですね)よかった、よかった(ちなみにタイムは4時間くらい、わたしにしては出来すぎです)。

 初マラソン完走の余韻を楽しみつつも、せっかくデパ地下を訪れたのだからとそのままお買い物をすることに(夢ってそんなもの…)。うきうきしながら店内をめぐっていると、そのなかほどに長蛇の列が出来ていた。なんだろう? 列の先頭が見える位置に移動してみると……

 白い布の掛けられたテーブルの上に、たくさんの本(たぶん新刊本)が積み上げられている。その本に囲まれるようにして、ちらりと見えた人影はまぎれもなく村上春樹さん。

 村上春樹さんはデパ地下の特設会場で、新刊本のサイン会をしていらっしゃるのだった(現実にはありえないシチュエーション)。フルマラソンを走り終えたばかりだというのに、その仕事ぶりに思わず感動…… すごい、すごすぎる!

 わたしも急いで列にならばなきゃと思ったところで目が覚めた(新刊本を手に取ることが出来なかったのが悔やまれます… あれは『1Q84』の続編だったのだろうか…)。

 

広告を非表示にする
鞠十月堂