鞠十月堂

詩と文学と日記のブログ

音楽のこと そのつづき

 午後に書いた「音楽のこと」のつづき。

 わたしは村上春樹の愛読者だから、そこに出てくる音楽のことが、やはり気になる。

 クラシック音楽だと、それとなく気になっている曲がいくつかあって、『村上ラヂオ』に紹介されていた、リヒテルの「版画」(1960年頃のイタリアでのライブ録音) もそのひとつ。

 リヒテルのピアノは好き。

 この「版画」もそのとき(リヒテルがイタリアへ演奏旅行をしたとき)の演奏なんだけど、それはそれは素晴らしい演奏です。強靱なタッチでありながら、きわめてセンシティブで、しかもなんかどろんとした情念のようなものが奥底に漂っている。

 僕は今でもすべての「版画」の演奏の中で、リヒテルのこのときの演奏が個人的にいちばん好きだ。

 こうやって本を書き写していると、すぐにでもリヒテルの「版画」を聴きたくなってくる。CDを取り寄せてみようか…… でも、そんなに素晴らしい演奏ならなおのこと、もっと普通に音楽が聴けるようになってから聴きたいな、そう思う。

 いまは、その演奏のことをあれこれ想像しているだけで、ほのかに幸せ。今年の末ころには聴けるかな?

 今夜は、こんなところです。

 

広告を非表示にする
鞠十月堂