鞠十月堂

詩と文学と日記のブログ

お出かけと「白夜」

 今日は、ちょっとした所用でお出かけ。

 午後3時ごろ、電車でひと駅となりの街へ。

 所用をすませてから、駅前の大型スーパーでお買い物。本屋さんで文庫本のコーナーを眺めていたときのこと、ドストエフスキーの一連の作品に目がとまった。

 『カラマーゾフの兄弟』や『罪と罰』は有名な作品。でも、わたしは読んだことがない。

 村上春樹世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』〈39〉から、「私」と図書館に勤めるリファレンス係の女性との会話。

 「『カラマーゾフの兄弟』を読んだことは?」と、私は訊いた。
 「あるわ。ずっと昔に一度だけだけど」
 「もう一度読むといいよ。あの本にはいろいろなことが書いてある。小説の終わりの方でアリョーシャがコーリャ・クラソートキンという若い学生にこう言うんだ。ねえコーリャ、君は将来とても不幸な人間になるよ。しかしぜんたいとしては人生を祝福しなさい」

 (……)

 「アリョーシャにはいろんなことがわかるんだ」と私は言った。

 ここを読んだとき、ドストエフスキーはいつかは読みたい作家になった。でも、彼の作品はなんだか敷居が高い。それに『カラマーゾフの兄弟』は、とても長いお話なので、きちんと読み切れるか不安…… そんなことを思いつつ、月日は流れていった。

 ふと見ると『罪と罰』のとなりに『白夜』って小説が並んでいることに気がついた。ドストエフスキーのボリュームたっぷりの作品のなかにあって、これはとても薄い本。100ページちょっと。

 「ペテルブルクに住む貧しいインテリ青年の孤独と空想の生活に、白夜の神秘に包まれたひとりの少女が……」みたいな感じで紹介してあって、内容も読みやすそうだったので、買ってみた。

 三島由紀夫奔馬』を読みすすめつつ、こちらも読んでいこう。

 今夜は、こんなところです。

 

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