鞠十月堂

詩と文学と日記のブログ

お散歩に出かけた ペテルブルクはもっと寒いの?

 明るい日差しに誘われて、お昼すぎ、お散歩に出かけた。

 出かけてしばらくはよかった。そのうち風が、びゅ~~と吹きはじめた。わたしの正面から吹きつける風の冷たいこと! からだの方はしっかりと着込んでいたから平気だったけれど、指先が凍えるよう。冷たいというより痛い。

 太陽の明るさに騙されたよ。手袋をしてくるんだったと後悔。それでもいつものお散歩のコースを歩いて帰ってきた。

―― † ――

 いま読んでいるドストエフスキー『白夜』(小沼文彦訳)から。

 そうこうしているうちにその空想は早くもグツグツと沸き返り、なんの目的もなくでたらめに取りあげた本は三ページも読まないうちに、わが空想家の手からばたりと落ちてしまう。彼の空想はふたたび調子を取り戻し、刺激され、不意にまた新しい世界、新しい、魅惑的な生活が、彼の目の前の輝かしい遠景の中にひらめく。

 空想は、わたしも好き。わたしに寄り添う空想よ、ひととき、このこころをあなたに預けよう……

 この青年の暮らすペテルブルクは、彼の空想にとって、最良の場所だったのかな? 読んでいて、ふとそんな気がた。わたしにとっての空想の故郷は、空と海とモンブランの万年筆。

 もうすぐお風呂の時間。寒い日はお風呂が楽しみ。

 

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