雨降り ガルシア=マルケス 「百年の孤独」
今日のお天気は、夕方から雨。
雨、ひさしぶりですね……
ドストエフスキー『地下室の手記』は、3日ほど前に読み終えた。面白かった! つぎに『悪霊』を読む予定にしていたのだけれど、いまひとつその気になれず…… 『悪霊』はもう少し秋が深まってから読むとしよう。
そのかわりといってはあれだけれど、ガルシア=マルケス『百年の孤独』をいま読んでいる。このお話を読むのは3回目。最後に読んだのはいつのことだろう…… 7~8年前?
1行目に出てくる名前は、アウレリャノ・ブエンディア大佐…… いきなり懐かしさの渦に墜落した…… (この暴力的とさえ思える懐かしさはいったいなに?)
ホセ・アルカディオ・ブエンディアとウルスラ・イグアラン、ジプシーのメルキアデス、アマランタやレベーカ…… これらの登場人物たちを、こんなにも懐かしんでしまうわたしがいることにいささか驚いた。
わたしがいま読んでいるのは、全面改訳の新装版(同じ内容だと分かっていても「ガルシア=マルケス全小説」の版も手もとに置いておきたかったりするけれど…)(活字が二段に組まれたはじめの版もどういうわけか持っている…)。
毎日15~20ページくらいの、ゆっくりとした読書(いそいで読んだらもったいないよ…)。62ページまで読みすすめた(マコンドに町長のドン・アポリナル・モスコテがやって来たところです…)。
今回は登場人物の名前や出来事、気づいたことをノートに書きとめながら読みすすめている。そうすることで、この物語になにか新しい発見が出来たらいいな。
朝起きて、温かな飲み物を飲みながら読むガルシア=マルケスってなんかいい。充実したこころでいち日をはじめることが出来る。
9月は『百年の孤独』をゆっくり楽しもう。