文学カテゴリーのこと 「砂の女」
今日のお天気は雪。
窓の外を湿った雪がちらちらと舞っている。
2/5の記事にひきつづき、文学カテゴリー記事の見直しについて。
見直しをすすめてゆくなかで「安部公房『砂の女』《序》 逃れられない世界」を読み返していたときのこと、これはもっとしっかり書きたいなあ、という思いがふつふつとわいてきた。『砂の女』や『安部公房全集』から必要なところを読み直しつつ、二日にわたって記事を書き直した。
記事の中身(内容)にはかわりがなくても、それぞれの事柄をより丁寧に展開していったので、ボリュームがもとの倍くらいになった(まだ書き足りない気もするので、そのうち《2》も書いてみたいなあ、と思っています…)。
『砂の女』のつくりの緻密さ、構成の見事さは、やはり素晴らしい。安部公房関連の記事を書くことはむつかしく、書いていて疲れてしまうこともあるけれど、このようなすぐれた作品を前に、あれこれ考え、文章を書けることは幸せなことだなあと思う。