お散歩写真 紅葉と青空
今日のお天気は晴れ。
いつものように寒いです。
先日撮影したお散歩写真でも……
木々の紅葉と冬の青空の図。
寒い季節の木々たちの色合いっていいなと思う。くすんだ緑と深みのある赤が冬のおだやかな光のなかで、お互いを包みこむような調和をみせてくれる。
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この頃は、リヒテルのピアノでシューベルトのピアノソナタをよく聴いている(第18番 、第20番 がわたしの好み)。
村上春樹は『海辺のカフカ』で、シューベルトのピアノ・ソナタを「不完全」で「冗長」と大島さんに語らせている。シューベルトのピアノ・ソナタは「お散歩」なのだと思う(個人的な感想です…)。
お散歩というのは、そもそも「冗長」なものだし(冗長でなければそれは冒険になる)、お散歩に完璧さを求めるなんて野暮というもの。うつろう景色のなかで、ときに「ああ、いいなぁ…… 素敵だなぁ……」と思えれば、それでいいのではないだろうか。小さな驚き(美)のために「牧歌的な長さ」がある。
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