1月の日記 冬の夜 スヴャトスラフ・リヒテル
今日のお天気は晴れ。
寒さはほどほど。
昨年の12/24「お知らせ」に「年明けくらいから、記事のお引っ越しを~」と書いたのけれど、お引っ越しの作業には、いまだ着手していない(いつものスローペース)。あれですよ、記事を移すのならよりよいかたちでと思うわけで、そうするといろいろと検討すべき課題がふえてくわけで…… (まあ、実際のお引っ越しはもう少しあたたかくなってからでもいいかな…)
ささやかな音楽CDのコレクションのお話でも…… この頃は、リヒテル(ピアノ)を充実させようとあれこれ調べつつ、ぽつりぽつりと購入している。リヒテルはグールドとは対照的に、セッションでの録音をあまり残していない。そのかわりにライブ音源(放送局などに秘蔵されていたものなど)からのCDが数多く存在する。
でもこれは音質(録音状態)のばらつきが大きい。わたしが購入したもののなかにもマスターテープの劣化なのか、ピアノの響きが一部でおかしくなっていたものがあった。ライブなので、演奏のデリケートなところで客席から咳が聞こえることもある。それでも、録音に少々難があっても、リヒテルのピアノは素晴らしい。
冬の夜に部屋の明かりを落としてシューベルトのピアノソナタ(D690)を聴いていると、ああ、いいなあと思う。ほんの少しもすり減ってゆくことのない静かな情熱と神秘の歩みの情景が見えてくる。
1月はこんなところです。