鞠十月堂

詩と文学と日記のブログ

2月の日記 「エスタンピーとダンス・レアル」 ジョルディ・サヴァール&エスペリオン XXI

 今日のお天気は晴れ。

 この頃は、ずいぶんと暖かくなってきた。

 音楽CDのお話でも……

 購入検討中のリストを眺めつつ、いまの気分に合いそうなものは…… と選んだCDはこちら。

「エスタンピーとダンス・レアル」ジョルディ・サヴァール&エスペリオン XXI

 「エスタンピーとダンス・レアル」 Estampies & Danses Royales ジョルディ・サヴァールエスペリオン XXI Jordi Savall & Hespèrion XXI の図。

 レーベルはアリア・ヴォックス。録音は2007年8月~9月。スペイン、カタルーニャ州 サンテス・クレウス修道院での録音。SACD(CDとのハイブリッド)です。エスペリオン XXI は、1974年にサヴァールが設立した古楽アンサンブル(設立当初は Hespèrion XX で21世紀に入って Hespèrion XXI に改名されました)。

 HMVでは、

 古き踊りの響き、中世世俗音楽の余韻!
 パリ国立図書館所蔵の「王の写本」の中にある器楽用エスタンピーの例は、この曲種の最古の史料で、14世紀初頭の記録と推定されています。この録音では、この写本にある8曲のエスタンピーとダンス3曲に加え、トルバドゥールが用いた旋律による4曲によってアルバムを構成しています。トルバドゥールは、一部の作品にエスタンピーの旋律を用いており、特に、カレンダ・マイアは、その「解題」で言及されていることで知られています。

 と紹介されています。中世ヨーロッパの舞曲集といったところかな(専門的なことはよく分かりませんが…)。全15曲が収められたアルバムは、素朴な味わいのなかにもサヴァールの世界観(楽曲の解釈)が反映された「おいしさ」のある仕上がりになっています。

 以前ご紹介した「変奏論~レセルカーダ集」「ケルティック・ヴァイオル」のときも思ったのだけれど、このような楽曲を聴いていると、音楽って、もうこれでいいんじゃないかと思えてくる(どうしてだろうね?)。

 2月はこんなところです。

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