2011-06-04 六月の幻影 詩 近未来を思わせるホテルのロビーでは著名な老作家がひとり ソファーでくつろいでいた近くを通りすぎたとき薔薇と古書の匂いがした ガラスとアルミと大理石でつくられていた世界は消えて青空と葡萄畑のなかに白いシャツを着た少年の姿があったその喜びにも似た眼差しの明るさに憧れた #0152 次回 映画の時間 前回 夜のこと