鞠十月堂

詩と文学と日記のブログ

お散歩写真 スイセン

 今日のお天気は曇り。

 遠くで春の鳥が鳴いている。

 先日撮影したお散歩写真はこちら。

庭に咲いたスイセン

 わが家の庭にぽつんと咲いていたスイセンの図。

 スイセンの学名 Narcissus は、ギリシャ神話に登場する美少年ナルキッソスに由来するという。水鏡に映った自分の姿に恋をして、やがて死んでしまうナルキッソス。庭にぽつんと咲いたスイセンには、どこかもの悲しい風情がある。

 そのようにぽつりと咲いていたスイセンも、しばらくすると群生した集団がもりもりと花を咲かせはじめる。その光景は孤独な自己愛に囚われたナルキッソスというより、可憐で清楚な歌声を響かせる美少年の聖歌隊を連想させる。

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 先日、ここ1年くらいにつくった詩に手を入れてみた。

 まあこんなものかと仕上げた詩も、ひさしぶりに読みかえしてみると部分的に変更したいところがちらほら。言葉の選び方が安易だったかもしれないと反省するところもあった。

 詩はそれぞれにひとつの世界を持っている。その世界をありのまま詩の言葉でつくることが出来たらなあと思う。

 

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