読書と付箋 使い方は…
今日のお天気は晴れ。
春らしい陽気。
読書関連のお話でも……
わたしは読書のとき付箋をよく使う。読書をしながら、ここは記憶に残るかなあという箇所にぺたりと貼って、ページにしるしをつけておく。
この場合、文章の客観的な視点からの大切なところ、重要なところというより、あくまでもわたしにとっての記憶に残りそうなところに貼るのがポイントになる(記憶に残るところというのは、いっけんたいした内容でなくても、より深いなにかを示唆していることがおおいので、そのような感覚を読書では大切にしたい…)。
ページにしるしを付けておくと、ふと思いついて文章を確認したくなったときや、引用するときなどに、その箇所を探す時間が、なにもしるしを付けていないときに比べてかなり短縮できる(えっと、あれはどこに書いてあったかな…… と本のページを繰りながら、それがなかなか見つからないときのいらいら感は精神を必要以上に消耗させてしまうよ…)。
付箋の種類はいろいろありますが、わたしが愛用しているのはこちら。
3M 住友スリーエム ポスト・イット 700C 50×15ミリ(100枚×5パッド)の図。
このタイプのポスト・イットを、かれこれ20年くらい使っている。わたしの環境と使い方では、本のページにノリの跡が残るようなことは一度もなくて、品質は優秀だと思う(あくまで、わたしの経験の範囲です…)。
そのポスト・イットをどのように貼っているかというと、こんなふう。
ポスト・イットによって、ページにしるしを付けられた三島由紀夫『暁の寺』(新潮文庫)の図。
700Cは長さが50ミリほどある。それをそのまま貼ると付箋がぴろ~んとページからおおきくはみ出してしまう(これでは見た目がよろしくないし、邪魔にもなる)。かといってページに深く貼ると、こんどは文字が隠れて読めなくなる。
では、どうするかというと、写真のように付箋のノリのところを4~5ミリ残して半分に折ってからページに貼りつけている。半分に折ることで紙のぴろぴろ感もなくなりよい雰囲気に。
(三島由紀夫『暁の寺』については、いつかあれこれと書こうと思っているので、しるしの数もおおめになってます…)