8月の日記 ディエゴ・オルティス 「変奏論~ヴィオラ・ダ・ガンバのためのレセルカーダ集」 ジョルディ・サヴァール
今日のお天気は晴れ。
この頃は、夜がいくぶん涼しくなってすごしやすい。
最近よく聴いている音楽CDはこちら。
ディエゴ・オルティス Diego Ortiz 「変奏論~ヴィオラ・ダ・ガンバのためのレセルカーダ集」 ジョルディ・サヴァール Jordi Savall の図。
ジャケットは三つ折りになっていて、開くと……
サヴァールさん登場(素敵ですねぇ~)。左は解説の小冊子。
さらに開くと……
ジャット、CDともに美しくデザインされていて、コレクションするよろこびを与えてくれます。
レーベルはアリア・ヴォックス。SACDはハイブリッドなので一般のCDプレーヤーやパソコンでも再生できます。録音は1989年4月。
ディエゴ・オルティス(1510-1570)は16世紀に活躍したスペインの作曲家(バッハが活躍したのが18世紀なので、ずいぶんとむかしの方です)。「変奏論」は1553年にローマで出版された演奏技法書(音楽理論書)。HMVの解説では、
1553年にローマで出版されたオルティスの「変奏論」は、ヴィオラ・ダ・ガンバの装飾や変奏のやり方を譜例と共に書き記した音楽理論書。2010年には日本語訳も発売され、未だ神秘のヴェールに包まれたルネサンス時代の奏法を知る貴重な資料として世界的に注目を集めています。サヴァールが録音したレセルカーダ(リチェルカーレ)集は、この著書の巻末に収録されていた譜例曲集。
と紹介されています。
詳細:Alia Vox (サヴァールさんのレーベルです)
http://www.alia-vox.com/cataleg.php?id=113
詳細:Harmonia Mundi (試聴できます)
http://ukstore.harmoniamundi.com/diego-ortiz-recercadas-del-tratado-de-glosas-rome-1553.html
詳細:HMV
http://www.hmv.co.jp/artist_オルティス、ディエゴ(c-1510-c-1570)_000000000064145/item_『変奏論』のレセルカーダ集 サヴァール、コープマン、ローレンス=キング、パンドルフォ、リスレヴァン、ドゥフトシュミット_5510626
ジョルディ・サヴァールの毛筆で引かれる線のように柔らかで自在なヴィオラ・ダ・ガンバの演奏が素晴らしい(ほれぼれします)。同じ弦楽器でも、現在一般に使われているモダン楽器は、長く聴いていると聴き疲れしてくることがある。それにくらべると、ピリオド楽器(古楽器)は響きがマイルドで(自然な響きで)長く聴いていても疲れることがないのがよいです。
8月はこんなところです。
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