鞠十月堂

詩と文学と日記のブログ

6月の日記 村上春樹「騎士団長殺し」を読みおえた

 今日のお天気は薄曇り。

 梅雨です。

 先日、村上春樹騎士団長殺し」を読みおえた。「5月の日記」で語った「薄いコーヒーの味わい」は、最後までそうだった。描かれている世界は魅力的なのだけれど、表現されたもの(物語)に物足りなさを感じてしまう。内容と様式の関係がしっくりいっていないのか……

 作品には「生き延びる」という言葉が何度か出てくる。大切なのは「いまを生きる」ということではないかと思った。いまを生きることの中に生き延びたいという未来への願望も含まれる。

 6月はこんなところです。

 

鞠十月堂