2012-01-07 20世紀絵画 詩 夕暮れには悪意も善意もないというそれでも細い路地を通り抜けるときは注意した方がよい不運にも陰惨な殺人事件の噂話を聞くこともある憎悪と破局の孤独な靴音が思いがけず不安や恐怖や絶望を呼び覚ますかもしれない エドヴァルド・ムンクの叫びではなくてぼくたちに必要なのはデ・キリコの転がる車輪なんだ伸びてゆく影は 生命そのものだ (Edvard Munch, SkrikGiorgio de Chirico, Mistero e malinconia di una strada) #0171 次回 仮初めの物語たち 前回 夢の記述