時代と歌
どこからともなくカタカタカタと音が聞こえてきた
薄暗い方に視線をむけた なにかが動きつづけている気がした
なにが? 見えるはずのないなにものかに姿を与えてみようか
湿っぽい路地の上から いくつもの空想の足跡をならべてゆくと
ひとつの時代が軋み 斜めに傾きながら滑り落ちていった
そのとき ひらかれた喉から歌があふれることもある
#0224
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新ブログ 鞠二月二日堂 https://nightinriver-22.hatenablog.com/
どこからともなくカタカタカタと音が聞こえてきた
薄暗い方に視線をむけた なにかが動きつづけている気がした
なにが? 見えるはずのないなにものかに姿を与えてみようか
湿っぽい路地の上から いくつもの空想の足跡をならべてゆくと
ひとつの時代が軋み 斜めに傾きながら滑り落ちていった
そのとき ひらかれた喉から歌があふれることもある
#0224