鞠十月堂

詩と文学と日記のブログ

黒い蜘蛛とライオンの親子

 お天気は快晴、素敵な青空。

 こちらの気分も、いくらかよくなってきた。

 夢のお話をしよう(第20話)。

 わたしが自宅の裏庭にしゃがんで地面を眺めていると、大きな蜘蛛が目の前を横切った。からだの色は真っ黒で、針金のように細くて長い足がもぞもぞと動いている。

 き、きもちわるい……蜘蛛は嫌い……

 どこから持ってきたのだろう、気がつくと、わたしは殺虫剤のスプレーを手にしていた。蜘蛛への嫌悪が殺意にかわった。ためらうことなく殺虫剤を噴射。

 手応えあり…… ?

 殺虫剤の霧は、たしかに蜘蛛にかかっているのだけれど、効き目がまったくあらわれない。すすす、と逃げてゆく黒い蜘蛛。

 その蜘蛛を追いかけるわたし。逃がしませんよ!

 そうこうしているうちに、その蜘蛛はわたしが小学校の頃使っていた勉強机の下に逃げ込んだ(夢ってそんなもの)。机の下は暗くてよく見えない。その暗がりに向かって、これでもかと殺虫剤を大量噴射した。

 ??? 机の下に何かいるよ。

 机の下にいたのは、ライオンの親子だった。大きさは猫と仔猫くらいなのだけれど、その姿形はまぎれもないライオン。

 たいへん! わたしが大量噴射した殺虫剤のために、母ライオン、子ライオンともにぐったりとして動かない。

 ライオンの親子を抱きかかえて、お風呂場に駆け込んだ。シャワーのお湯で、からだについた殺虫剤を洗い流す。

 ごめんなさい……

 からだをきれいに洗っても、ライオンの親子はぐったりとしたままだった。どうしよう…… 2匹をバスタオルで包み、からだをごしごしとこすってみた。お願い、元気になって!

 しばらくこすっていると、バスタオルの中でライオンの親子がもぞもぞと動きはじめた。やがて何事もなかったかのように、元気をとりもどした。

 よかった、よかった。

 目が覚めた。

 

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