鞠十月堂

詩と文学と日記のブログ

寒い日 カフカくんはあいかわらず元気だった

 今日は、寒いいち日だった。

 わたしの風邪の具合は、あいかわらず。

 いま、村上春樹海辺のカフカ』を読んでいる。このお話は全49章の物語。第47章まで読みすすめた。

 村上春樹の文章はとても読みやすい。読んでるときに、へんなひっかかりを生じることがほとんどない。言葉のひとつひとつにちゃんと奥行きがあって、描写されているもののリアリティがしっかりと伝わってくる。

 第13章からカフカくんの言葉。

 僕はもともと速く読む読書家ではない。時間をかけて一行一行を追うタイプだ。文章を楽しむ。文章が楽しめなければ、途中で読むのをやめてしまう。

 カフカくん、君、本当に15歳なの? と思わなくもないけれど、この言葉は好き。わたしの読書も、どちらかというとこんな感じ。文章が楽しめない物語は、半分死んでいる物語。半分死んでいる物語は、ひとのこころに深く入ってゆくことができない。ちがうかな?

 それにしてもカフカくんは元気だね。さすがは「世界でいちばんタフな15歳の少年」。わたしはあまり元気じゃないから、そのことだけで君のこと素敵だと思う。

 もし、わたしが君だったら、家を出る日にひどい頭痛で出発を延期するとか、さくらさんのアパートに泊めてもらったら、そのまま1週間寝込んでしまうとか、そんな展開になりそう。

 それもまたひとつの物語(かな…)。

 さあ、『海辺のカフカ』のつづきを読もう。

 

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