鞠十月堂

詩と文学と日記のブログ

お散歩写真 ほそい路地 少年はどこに消えたの?

 今日のお散歩写真から。

 ほそい路地。

 こういう場所は、なんかそそられるよ。

ほそい路地

 ほそい路地を抜けたあと、少年はふと違和感を覚えた。いつもの街が、どこかおかしい…… 後ろをふり向いた。いま通ってきたばかりの路地が消えてなくなっている。あるのはただの煉瓦の壁だ。少年の額に冷たい汗が流れた。

 少年は不思議の国へと迷い込んでしまったのだろうか。あなたは、この路地を通り抜けますか?

 「と、いう話なんですよ。マリ所長どうです? ちょっと怖い話だと思いませんか」と、W君は言った。

 「よくある怖い話のひとつではあるけれど、わたしたちが通り抜けても何も起きないのね」

 「所長、お話というのはそういうものです」

 「そうなの?」

 「現実は現実、お話はお話です」

 その言葉に眉をひそめ、不満な表情を浮かべるマリ所長であった。

 ひさしぶりの登場ですね、マリ所長。それにしても、こんなところに出てくるとは、マリ所長は神出鬼没……

 (マリ所長はフィクションです…)

 

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