夜の読書 ドストエフスキー 「地下室の手記」
今日のお天気は晴れ。
この暑さにも、いくらか慣れてきたかな……
お昼過ぎ、サボテンや観葉植物の土をふるいにかけて水洗いした。いちど使った土も、このように洗って天日に干すとまた使えるようになる(この土に新しく買った土に混ぜて使っています)。
外での作業はやっぱり暑い…… でも、楽しかったりもする。
昨夜、先日買ってきたドストエフスキー『地下室の手記』を少し読んだ(34ページまで読みすすめた)。思っていた以上に面白い。
タイトルに「地下室」とついているので、陰鬱とした雰囲気の暗い手記なのかなと予想していたけれど、そういうのとはちょっと違っていた。その屈折した内容とは反対に「ぼく」の語りは熱く昂揚している。
その声にじっと耳を傾けていると、どうしてだろう、こころが愉快な気分になってくる。わたしのような人間でも、生きていていいと思わせるなにかがそこにある(これはおかしな感想?)。
ドストエフスキーは、こころの奥深くに潜む言葉をありのまますくいとってわたしたちに見せてくれる、そんな印象がある。
今夜も『地下室の手記』を少し読んで、眠ることにしよう。