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鞠十月堂

詩と文学と日記のブログ

文学メモ 「箱男」シリーズ 第2部

 今日のお天気は晴れ。

 まだまだ暑いけれど、日差しはどこか秋っぽい。

 気がつけば9月…… (気がつかないふりをしていても、月日はさらさらとすぎてゆく…)

 『箱男』シリーズ 第2部についてのメモ書き(その1)。

安部公房全集 データベース

 わたしにとって必要な文章やキーワードを『安部公房全集』全30巻から抜き出して、データベースをつくりたいとずっと思ってきた(これをつくっておくと、引用や確認の作業の効率がぐっとあがって、安部公房の「あのひと言」を探すのに30分以上もかかってしまうというようなことが回避できるはず…)。

 じつは、数年前にその作業をちょっとだけおこなったことがある。でも、文章をパソコンに打ち込むというのは、わたしにとってさほど楽しい作業ではない。それにくらべて安部公房の対談やインタビューを読むのは楽しい。ということは、打ち込みではなくて再読して作業は終了みたいなことになってしまう(あらら…)。

 さて、どうしたものか…… わたしはノートをとりながらの読書もよくおこなう。万年筆を使って必要な箇所をノートに書き写すのは、わたしにとって楽しい作業だったりする。そうすると、

 安部公房全集 → ノートに書き出し → パソコンに打ち込み

 というようなプロセスの方が、いっけん二度手間に思われつつもよいかもしれないなあと思えてくる(う~ん…)。安部公房全集のエッセンスをブルー・ブラックのインクでノートに綴ることの誘惑……

 どうしよう……

箱男」シリーズ 第2部をそろそろ…

 『箱男《22》(最終回)を書き終えたのは2011年7月22日だった。あれから1年あまり、そろそろ第2部を書きたい気持ちがたかまってきた。

 内容としては、

  1. 第1部の復習
    探偵小説の視点をもういちど確認。

  2. 箱男』についての既存の評論へのいくらかの批判
    やらないかもしれない、やるとしてもあっさりとしたテイストでやりたい。

  3. いくつかの章の詳細な検討
    第1部は謎解きが中心だったので、そこまでやる余裕がなかった。「匿名の夢」についての考察、「見られる」ことの意味、フレームと余白の関係、など。

  4. 都市の不滅の憧憬としての箱男
    「不滅の憧憬」は仮の言葉です(もう少しぴったりとした言葉を見つけたい…)。

  5. 箱男の源流を日本の文化に探る
    このような視点は、これまでなかったんじゃないかな? (アイデアはあるのだけれど、上手く展開できるかはやや不明…)

 というようなことを考えている(実際に書きはじめるのはずいぶんと先になりそう、あれやこれやで、今年中は無理かもしれない…)。

 いつもながらのスローペースの予感が…… このように項目を整理しただけでも半歩前進ということにしておこう。

 『鞄』第2部のつづきも、そろそろ書かないといけないなあと思う(なんだか気ぜわしい…)。

 

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