2010-05-17 花の匂い 詩 悲しみを連れ添って こころが青空を泳いだいまここに静けさがあるのなら それだけでよいかすんでゆく色彩 明るい窓辺 美しい嘘 語らい人生はこんなものだと この頃よく思う 路地裏にチョークで迷路を画いた戸惑うことには慣れている花の匂のかたわらに〈生きる〉が立っていた #0068 次回 明るい窓辺 前回 わたしは息をする