モンブラン146お掃除奇譚《5》
モンブラン146お掃除奇譚《4》からのつづき(1回目と目次はこちら、このシリーズは全8回です)。
146ペン先 シルエット
今回は、ペン先のシルエット画像。
わたしの146ボルドーのペン先はこんな感じ……
ペン先のサイズはF(ファイン・細字)。美しさのなかにも、力強さの感じられる曲線が素敵(144 EFのペン先はこちら)。
わたしの146は、スリット(切り割り)がFのニブにしては、やや開きぎみだろうか(どうだろう? 詳しいことはよく分からないけれど…)。
一般にスリットを開き気味にすると、軽い筆圧でもインクがよく出るようになる。わたしは通常の筆記スタイルのほかに、万年筆を筆のように垂直近く(85度くらい)まで立てて筆記することもある(この繊細な書き方も慣れてくるとなかなか心地よい…)。この場合、筆圧がスリットを開く方向にはたらきにくくなるので、はじめからある程度スリットが開いていた方が使いやすい。
写真はライトボックスの上に置いたペン先を、ニコンのデジタルカメラとマクロレンズ(55ミリ)、三脚を使って撮影。1ミリのスケールは、いっしょに撮影した定規からのもの。ペン先のつくりの精巧さがお分かりいただけると思います。
モンブランの万年筆は、その使い心地はもちろんのこと、見た目の美しさ(機能美)がいいなあ、と思いつつ毎日使っている。
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